短歌log3

どしゃどしゃ突然の雨ざあざあざ フロントガラスを覆うカーテン

狐さん今日はどこで嫁入りか 嗚呼、しばし待てもうすぐ通る

しなやかに枝ゆする日々、春待ちて 幾度目かの月と出会う今

雪どけに、つぼみ増やせど来ぬ人よ 去りゆく想いはどこへ向かう

すやすやり、猫とともに夢を見る 走る君と追いつけぬ私

ざあざあと風通るみち、駆ける音 姿の見えぬあの子はどこへ

遅刻かな。起き上がりて夢と知る もう一度寝て気づけば真昼

宙の下、気づけばいつも夢の中 ああ我々はウチュウジンだ

ただ心なく車を走らせていると 一人ぼっちになったようだわ

丸くなり暖をとる猫そこらじゅう あの中に入って夢を見たい

Novel TOP
Home

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。