どしゃどしゃ突然の雨ざあざあざ フロントガラスを覆うカーテン
狐さん今日はどこで嫁入りか 嗚呼、しばし待てもうすぐ通る
しなやかに枝ゆする日々、春待ちて 幾度目かの月と出会う今
雪どけに、つぼみ増やせど来ぬ人よ 去りゆく想いはどこへ向かう
すやすやり、猫とともに夢を見る 走る君と追いつけぬ私
ざあざあと風通るみち、駆ける音 姿の見えぬあの子はどこへ
遅刻かな。起き上がりて夢と知る もう一度寝て気づけば真昼
宙の下、気づけばいつも夢の中 ああ我々はウチュウジンだ
ただ心なく車を走らせていると 一人ぼっちになったようだわ
丸くなり暖をとる猫そこらじゅう あの中に入って夢を見たい