青まじりの灰色が天を覆った 厚く重く何層も ぼんやりとした橙色が照らす 表層だけをうっすらと 冷たい線が視界を覆った 細く長く何重も ひんやりとした透明が光る 跳ね返って飛び散って 緑の波が灰色を追いやった 遅く早く難解 […]
カテゴリー: 詩
うきゆめ
ふわふわと浮かぶのは私のカラダ あわあわあわ、私の周りに無数のあわ やわらかに包みこまれてユラユラり ふわふわと浮かぶのは私のアタマ じゃぶじゃぶじゃぶ、私の周りに無限の水 しなやかに包みこまれてグラグラり ふわふわと浮 […]
愛、至るもの
ヒトは誰しも愛を宿している 心に身体に目に言葉に脳に手足に胎に それは小さいものだろう それは大きいものだろう ヒトそれぞれ大きさは違うのだが 愛を愛と理解しているものは少ない ヒトは誰しも愛を隠している 心に身体に目に […]
スリーピータイム
スリーピータイムを口にふくみ、ゆっくりと食道を通す お湯をひとつ、水をふたつ 白湯よりもぬるいそれは、ゆっくりと胃を満たす 口にひとつ、ふたつ、みっつ 痛むのどを包みこむように、幾度も運びこまれた カフェで論文を書き進め […]
se coucher
ふわりふわり、落ちていく ぼくはどこまで行くのだろう ホワイト、クリーム、フラワーベージュ やわらかな色がぼくを包む ふわふわふわ、落ちていく ぼくをどこまで連れて行くのだろう イエロー、オレンジ、グリーンチャーム あざ […]
思うがまま
大きもの小さきもの この世の全てのものたちは 生まれ落ち死にゆく そのサイクルを紡ぎ続けるのみ 良きもの悪きもの この世の全てのものたちは 正しきも悪しきも その両方を抱き続けるのみ 愛せ愛せ 我が身を彼のものを 哀せ哀 […]
気ままな猫
日々を必死に生きている ゆったり眠りにつきながら 日々を必死に生きている 人と共に、ひとりで好きに お腹いっぱい食べたいな ぐっすり眠って夢を見たいな 争いも適度に生きたいな 雨風しのいで過ごしたいな 生きて生きて 日々 […]
I’ll never forget you.
遠く離れた場所に行く君に伝えたかった言葉がある 「君のことが好きだよ」って、ありきたりな言葉を もう、叶わないんだけどね 初めてクラスメイトになった時、君とはすぐには話せなかった 俺はたいそう人見知りなものでね 一ヶ月経 […]
BAKKEN
色とりどりの花火たち とても、綺麗な色をしてるわ 赤、青、黄色、緑に白 どれもこれも、美味しそうね 花火を揚げてみましょうか でも どうやって? 気合いがあれば出来るはずよ それなら、そうね 今日の夕飯は花火で決まり ヒ […]
sininen
僕はどうしてココにいるのだろう 誰か、どうか教えておくれ 青蒼碧、 あおい世界に閉じ込められた 何で、どうしてココにいるの 僕はどうして ココに堕ちたのだろう 君と二人、歩いていたのに 一緒に、並んで 光指す方へと進んで […]