消えていく鈍色の缶つみ重ね 年老いた猫は食欲の秋 ひゅうひゅうと奏でるものはヤカンなり 音楽会は今日も盛況 秋となり衣をかえる時期がきた ひとふさ、ふたふさ 抜けるその毛 黙々と縫いてゆくなりぬいぐるみ ただひとときの勢 […]
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短歌log3
どしゃどしゃ突然の雨ざあざあざ フロントガラスを覆うカーテン 狐さん今日はどこで嫁入りか 嗚呼、しばし待てもうすぐ通る しなやかに枝ゆする日々、春待ちて 幾度目かの月と出会う今 雪どけに、つぼみ増やせど来ぬ人よ 去りゆく […]
短歌log2
ふかふかのブランケットに包まれて 響くスヌーズ、ホーホーホッホホー 寝て起きて気づいたら十時過ぎの朝 目覚ましはすでに五度寝の朝 鼻すする風邪気味の君の言うんだ 「明日までには治すからね」と 月桃に集え集えとミツバチの […]
短歌log
カーテンを開けてみる空泣いている その悲しみはいずれ晴れよう はっくしょん!思わぬくしゃみに飛び跳ねる スマホはどこへ行くのだろうか お昼寝を十五分だけそう思い 目を覚ましたら朝食時間 すやすやと気づけばいつも夢の中 「 […]